名古屋工業大学ヨット部

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引退ブログ#5

お世話になっております。スナイプ4年の木村総士です。 私たちの代の最後の引退ブログとなりました。つたない文章ですが最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

初めに、石川監督 村田コーチ 沢山のOBOGの方々、海陽ヨットハーバーの職員の皆様中部学生ヨット連盟役員の皆様本当にありがとうございました。

この場をお借りして、皆様にお礼申し上げます。皆様のご支援、ご協力があり活動を終えられたこと大変感謝しております。

 

ヨット部に入部してからあっという間でした。流行り病で入学式がなくなりオンライン授業となったことが4年も前のことだとは信じられません。

それからセーラーとしてはもちろん,人間としてもとても成長させていただいたと思います。ありがとうございました。

 

 

 

僕の去年の琵琶湖インカレからの一年間について振り返りながら思いのたけを綴っていきます。それぞれの時期を思い出しながら読んでいただけたら幸いです。

 

琵琶湖での2週間弱は僕にとって鮮烈な記憶として残っています。メイレガッタでの琵琶湖と違い期間中は風に恵まれていました。インカレ前の帆走練習ではクルーの陸斗とはハルをたたきながら走りましたね。それほどお互いインカレに対して必死だったんだと思います。本戦中では陸斗にコースは全て任せ、自分は走ることで精一杯でした。周りに比べ劣るスピードの中迷惑をかけたと思いますが能力が上がっていくことを実感できた期間だったし、唯一の同期ペアでした、ありがとう。

 

蒲郡に戻り冬季期間に突入しました。冬の練習は相当タフでしたが後輩が自分たち4年生についてきてくれました。本当に感謝しかないです。師走カップでは少ない艇数ながらも4レース中3レース目まで全て1位で第4レースを待たずして1位を確定させました。

艇庫村に戻った時いつも厳しい石川監督に「チャンピオン!」と迎えてもらったことがとてもうれしかったです。インカレ中に感じた成長を少しは実感することができました。

 

 

年を空けると艇庫村に人気がなくなりました。周りの大学が冬季テスト休みに入っていたからですが、家蒲郡バイト学校にしか行く場所がない僕には1年中活動してる名工大ヨット部は僕の心のオアシスでした。1,2月も体力的にきつい期間が続いてましたが監督コーチOB OG方の支えそして何より苦楽を共にしている仲間(31435含む)がいたから寒いながらも土日は淡々と出艇し練習していました。435は2週間に1回は汚れを吹き上げ新艇顔負けの輝きを保ち心から溺愛していました。誕生日もただの土曜日、435に乗れ仲間と練習できる練習日でしかありませんでした。最高最強の環境でした。

 

 

江の島遠征ではスピードはあるのにレースで勝負できてない課題に直面しました。凛人とレース中の役割コミュニケーションの取り方について二人でこれまで以上に真剣に話し合いました。江の島でスナイプは望んだ結果は得られず敗走することになりました。翌週の新人戦を迎えるにあたり、緊張しましたが江の島スナイプの反省をペアで消すことに集中しました。

スナイプ旗が降下する1分前から二人でずっとしゃべっていました。「どこまで見える?」「アフター戻して」「バングまし引いて」「他のメイコーどこ?」「あっちに689こっちに690いるから俺らは」「プラーいい?」などそんな会話をレース終了までずっとしていました。1日目終了時点で艇成績1位で折り返していました。凛人とは2022メイレガッタから乗り、ずーと成績が出ず迷惑をかけ続けてしまったペアとトップホーンをならせたこと、江の島での反省を相談して生かせたこと、二人でとった成績1位で折り返したこと  ダブルハンド、ペアスポーツの楽しさ 魅力を強く感じました。現役生活で一番記憶に残ったレガッタでした。凛人ありがとう。

また新人戦は新2年生も含め選手全員がレースに出場し正真正銘の全員で勝ち取ったクラス優勝でした。いい思い出です。

 

またこの時期から学連の仕事が本格化してきました。4年とは言っても学連1年目の僕にはわからない事、知らなかったことばかりで委員長の岡村を中心に迷惑をかけたと思います。申し訳なかったです。学連で僕が思っていた以上に僕らの部活動、レース活動は自大学のOBOGさんのご協力、他大学のOBOGさん、大先輩方など多くの方の協力によって成り立っていることに気が付きました。後輩の選手は感謝の気持ちを忘れず常に持っておいてほしいです。

 

4月に入り新歓が始まり、たくさんの1年生が蒲郡に来てくれました。フレッシュな1年生から若さを吸収できた気がしました、気がしただけでした。入部後一年生がヨットを楽しんでいる様子を見てとてもうれしかったです。もっともっと上達して名工大ヨット部を日本中に知らしめてほしいです。

 

5月ペアがエイジに変わったことが衝撃でした。470からスナイプに移籍後休部していた彼と乗ることは急激な乗り方の変化を強いられました。基本の き からいろんなことを教えたかと思います。スタボポート、スタートのカウントダウン、半シバ、コンパスの見方、下デッキなど数えきれない事を短期間で叩きこむことになってしましたが慣れない遠征地でも予想を超えることを吸収してくれました。例えば スタ練後帰る時は必ず下マーク回航の練習をする 空いた時間で動作練など短時間の練習で最大効率を目指して練習していました。ついてきてくれてありがとう。じーえいと個戦本線出たかったですね。あと少し少しだけ時間があれば、

エイジはこれから下級生と乗る事が増えていくと思います、周りを見て下級生だけでなく自分の練習を考えより良い練習してほしいと思います。あの短時間で上達したあなたならスーパーセーラーになれると思います、応援しています。

 

 

7月中部スナイプ後 低迷していたスナイプチームに野首と純平が移籍してくれました。引退まで僕は純平に乗ってもらうことになります。個人戦本戦を前に準備で忙殺されている僕にとって潤平と乗っている時間はヨットが好きな自分を取り戻せている幸せな時間でした。二人で動作を研究したり何回も加速練習したり短い期間しか乗れませんでしたが記憶に残る夏休みになりました。純平は代替わりをし、部をまとめる立場となり競技面以外での悩みも増えてくるかと思います。主将という重責を経験していない 4年生の中で頼りない自分がいうのもおこがましいですがいつまでもヨットが好きな純平であってほしいです。困った時には授業後相談にのらせてください。

 

 

団体戦予選後、学連でレースの片付けをして艇庫に戻るとちょうど246が3段目に上げられるところでした。その時初めて学生選手として終わったんだと思いました。

なぜ期待に応えられなかったのか、どこが違えばあと1か月ちょっと選手でいられたのか 今も考えることがあります。

どれだけ考えてもあのメンバーでインカレに出ることは叶わない無念さが募るのみです。

3年生以下選手はこの悔しさを燃料にして突っ走っていってください。これが現役に望むことの一つです。

 

もう一つは同期、仲間を大切にしてください。僕は責任感のある主将 頼れるクラスリーダー 470で安定して走れる2人の同期、優秀な頼れる面白い後輩と人間関係に恵まれていました。悩み行き詰った時相談できるのは仲間です、大事にしてください。

 

 

 

最後の一年間を振り返ってどの場面を切り取ってもヨットに正面から向き合った仲間と過ごした楽しい時間でした。人にも環境にも恵まれた貴重な時間でした。名工大ヨット部に入ってよかったです。

 


以上で、私の引退ブログを終了させていただきます。この場を借りて、このような貴重な経験をさせてくださった、石川監督、村田コーチ、OB・OGさん、同期、後輩達、その他ご支援してくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 

後輩へ まだ海離れができそうにありません。呼んでください。