名古屋工業大学ヨット部

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夏合宿に向けて#7

いつもご支援ありがとうございます。

470級3年の衣川純平です。

7月頭にスナイプへ再コンバートしてから約1ヶ月が経ちました。久しぶりのスナイプ+強風のコンディションでのハイクアウトで筋肉痛が辛いです。トラピーズに甘えてしまったことを深く反省して、スナイプで精神を鍛え直してきます。


インカレ予選までのコンバートで、全日本インカレ入賞を目指せるだけのチーム力をつけるための変化、これが僕に求められていることだと思います。僕の実力では、劇的に順位が良くなったり、他艇にプレッシャーを与えられるようになったりすることはありません。しかしながら、現状、入賞を目指せるだけの力を付けつつある470とスナイプの両クラスでの経験、クルーとスキッパー両ポジションでの経験を生かして、より良い変化をもたらせていこうと考えています。

インカレ入賞を目指すために、何はともあれインカレ予選を突破しなければなりません。最近のスナイプのレース結果を見ますと、トップ5には三重大から2,3艇、名工・名大・名城から1艇ずつほどが絡んできており、名工の1~3番艇で安定して高い順位を取っている船は、中部スナイプまでの結果を見ると居ません。順位的だけを見た時、「名工の1,2位艇が各大学の2位艇に勝ち(アド1点以上)、名工の3位艇が各大学の3位艇に勝ち(アド1点以上)、名工の1位は3位以内を継続して取る(アド-2点以上)」が続けられたら、負けることはありません。これを目標として他艇を抑えながら走るべきだ、というわけではなく、全艇がカットレースを作らず安定して高順位を取ることの重要性を再確認すべきだと考えました。

三重大がトップ5に2艇以上絡んでくることが多い以上、1番艇には3位以内、2番艇も4位できれば3位以内を安定して取れなければ予選突破は難しいように思えます。敵は三重大だけではないので、ある艇を抑えようとしてセオリーから外れ共倒れ、みたいなことがないように、この順位目標は他大の仕上がりに関わらず達成を目指します。そのために、この夏休み合宿では、セオリーの徹底・メンタルの維持を軸に、個々の練習に取り組んで行こうと思います。

セオリーの徹底とは、主にコースに関する意識の話になりますが、低い確率をあてにするのではなく、最善手を取ることを徹底しようというものです。複雑なことをしているわけではないので、失敗したときの原因が見えやすいし、すべきことがはっきりしているので、レース前からペア間で想定されるシチュエーションに対し取るべきアクションを共有できます。

メンタルの維持は、順位の安定性に大きく影響してきます。動揺はプレッシャーや自信のなさの現れだと思いますが、それらは、「やっていることが正しいのか」「何をすればいいのか」などの不安に起因していると感じます。手っ取り早いのは知識をより多く付けることだと思いますが、ヨットとは繊細な乗り物であるため、船や人が違えば乗り方もかなり変わってきます。そのため、部員各々が自分の中で確立して意識していることがあるだろうし、それは誰かの助けになるものかもしれませんが、練習中・MT中での共有が不十分で、それぞれがペア間だけで完結してしまってることが多いです。そこで、海上での積極的なコミュニケーション、レスキューの有効的な利用、ペアの入れ替えなどで、良いものの取り入れ・悪いものの改善をして総合力の向上。それらを促したりMTの活性化が、僕に求められていることだと感じています。

インカレ予選までの練習日も30日を切ってしまいました。残りの時間で伸びようと、ラストスパートをかけるのはどこの大学も同じです。その中でも頭1つ抜きん出て、周りと違いを生み出すために、常に考え、インカレ当日を迎えられるよう頑張ります。

 

精米所横での、穏やかなひと時

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