名古屋工業大学ヨット部

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8/5.6 活動報告

日頃より大変お世話になっております。

470級3年の衣川純平です。

今週の活動報告をさせていただきます。

 


今週の活動におきまして、石川監督、村田コーチ、児玉コーチ、森本さんにお越しいただきました。

お忙しい中ありがとうございます。

 


8/5(土) 5~14kt

非常に有難いことに、この日は石川監督、村田コーチの御二方に練習を見ていただくことができ、他艇とレスキューからのアドバイスをもとに、少しづつ修正していく走りが継続して行うことができました。

午前はここ最近では珍しい、東風での練習となりました。下デッキからブローでのハイクアウトと、変化が大きいコンディションとなり、その変化を如何に早く感じ取りモードを切り替えられたかどうかが、帆走での艇速差に繋がっていると感じました。具体的には、ハイクアウトコンディションに入り始めた瞬間に、いち早くトラベラーシーティングに移行した村田コーチが唯一、スピードがあり角度も取れる走り方をしていました。スピードがないまま上ろうとして艇速が落ち、さらに上れず悪循環に陥りやすい走り方をしていた我々とは対照的に、狭いレンジの中で風の変化を待ち、ここぞというときに上らせることで好循環に持っていく村田コーチの走らせ方は、スナイプチームに足りていない部分でした。

午後は、実業団の帆走に混ぜていただき、その後はコース練を一緒に行いました。帆走では、フルハイク未満の風域では、なんとか実業団について行くことができましたが、ハイクアウトでは抑えきれない風が入る度に、少しずつ置いていかれてしまいました。私個人の感想といたしましては、かなり艇速に影響が出てくるヒールの限界を超えてからメインを抜いていたため、舟は流され艇速は落ち、艇速がないから波にたたかれ、角度も取れない。そのような悪循環に陥ってしまっていたのだと思います。ヒールを起こしてスピードをつける走らせ方は、ヒールが大きすぎたりレンジから外れてまで優先すべきものではないので、今後の帆走での軸のひとつとして意識していきたいと思います。

コース練では、セオリーに基づき順位を自ら落としていかないコース取りが、まだまだ未熟であると実感いたしました。マークと艇団に対する自分の位置を把握して、より大局的にコース展開を考えられるよう意識改革を行います。また、実業団の方から、帆走ほどのスピードがコース練では出せていなかったとのアドバイスをいただきました。実業団に食いついていけるスピードはあるので、この差を埋められるだけでも、コース展開はかなり楽になり、目標に大きく近づくことができます。以上のことを含めた多くの課題が見つかり、夏休みでの取り組むべきポイントがはっきりしてきました。


8/6(日) 8~26kt

本日は出艇前から20ktオーバーの風が入ってきており、安全第一で出艇しました。出艇後、一旦8~12kt程度まで風が落ちたものの、すぐに強風域まで風が上がり、帆走のみの練習となりました。途中からは実業団の帆走に混ぜていただきましたが、混ざり方をチームで共有できておらず、スタートから低い位置で2列の帆走となり、せっかくの機会を100%有効活用することができませんでした。私たちスナイプチームは普段の練習から合わせることが苦手で、現役で5艇出すようになってからはそれがより顕著になってきたため、ここらで今一度合わせ方の認識を共有し、合わないことで帆走の目的を阻害しないようにしたいと思います。

実業団には、ブローや波に対し、ティラーはなるべく固定している方と細かく動かしている方の両方がおられました。乗り方の好みの違いだとは思いますが、どちらの場合にしても、ヒール後は上りすぎることなく、ドライブが維持されたままのように感じ、先程述べました、好循環から外れないような走り方をされていました。好循環は、現在のスナイプチームに必要な要素だと考えており、実業団に撮らせていただいた動画をもとに、日々試行錯誤してまいります。

 

以上で今週の活動報告を終わります。

 

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