名古屋工業大学ヨット部

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12/10,11 大会報告

お疲れ様です。新4年主将の加藤です。

 

12/10(土)に行われたミッドウィンター第一戦、12/11(日)に行われた師走カップの結果を報告させていただきます。

 

この大会では、石川監督、村田コーチ、夏目さん、阪倉さん、斎藤さん、土田さん、児玉さん、山﨑さん、髙田さん、吉見さん、内藤さん、橋本さん、滝波さんにサポートしていただきました。

また大野さん、森本さんが大会運営に携わっていただきました。

本当にありがとうございました。

 

 

 

12/10(土)

この日は予報では軽風〜順風でしたが、当日はそれ以上の風が吹いていました。また合計3レース行われました。

僕は新2年の寺内とペアを組みこのレースに臨みました。寺内は470スキッパーからスナイプスキッパーに転向して間も無く、スナイプでレースに出た経験もない初心者です。このペアで前を走るには、スキッパーの技量を考慮した上でのコース引きが重要だと思い、この日はこのコース引きの知識を増やすということを目的に臨みました。

 

 

1レース目では2上のマーク付近で、ポートアプローチを失敗。

 

2レース目ではかなりの下有利なのにも関わらず、時間通りにラインに並べず、消極的な上スタート。

 

3レース目では有利サイドには並べたものの、混雑した状況で他艇への対応が不十分でしっかりスタートを切れなかった。

 

以上、それぞれのレースで失敗がありました。

 


インカレでもポートアプローチのリスクは何度も痛感していたつもりでしたが、実際入れるか入れないかの瀬戸際で逃げるか勝負するかの判断はとても困難で、今回のレースはインカレじゃないから大丈夫だろうと思った自分が甘かったです。しっかりスキッパーの技量を考慮した上でスタボアプローチにしたり、なるべくミートしないようなポートアプローチにするコース引きをしなければならないと思いました。

また、最後にレース結果の画像を貼りますが、スキッパー初心者の二見とOBの吉見さんのペアは僕らよりもはるか前を走っていました。正直、470のスキッパーをやっていた寺内の方が帆走力は上だと思いますが、自分たちのペアはどのレースを見ても10位ほど下回っています。この違いは何かを考えた結果、クルーのコース引きだと思いました。先程、スキッパーの技量の話をしましたが、言ってもドングリの背比べです。ということはクルーのコース引き次第で10位は余裕で上げれるということがわかります。現役とOBの知識量を比べるなんて無意味ですが、我々が掲げた目標「インカレ総合6位」を達成するためにはOBさんを越える必要があり、さらには470級の村田コーチや児玉さんのような全国レベルのセーラーと肩を並べなければなりません。「OBだから仕方ない」とか、「流石にコーチには勝てない」とか、そんな悠長なことは言ってられません。僕に残された時間はあと10ヶ月と少ししかありません。ですので、草レースでさえも、どの判断が失敗したのか、そのときどうすれば良かったのか、など自分のコースを振り返るべきだと感じました。

 

 

 

 

 

 

12/11(日)

この日は4レース行われ、1,2レース目は〜4,5m/sほど、3,4レース目は〜7m/sほど風が吹いておりました。(体感ですので正確ではありません)

この日も前日と同じペアで出場し、寺内の動作や帆走面での反省も含めてこのレースに臨みました。

 


1レース目では1上のレグで艇団についていくタイミングが遅れた。

スタート直後、上から出た船はすぐタックを返し、ポート艇が増えていったのにも関わらず、その流れにのれずズルズルそのままスタボで走り続けてしまったことが順位を落とす原因になったと思います。どのタイミングでタックを返すかの判断は難しいですが、遅れをとることはその後の順位に大きく影響するということが今回のレースで痛感しました。

 

2レース目ではスタート直後のアクシデントと、サイドマークでの他艇への声かけが甘かった。

サイドマークに向かうリーチングで、下に1艇いましたが、オーバーラップしてる云々を3艇身のゾーンに入る前にしっかり声をかけなければなりませんでした。ですが、それを怠ってしまい、そのままインに入ってきた船と即ジャイブ後に衝突しそうになり、寺内が落水しました。コース引きで負けたなら自分の実力不足だと納得できますが、今回のケースは明らかに自分の怠惰によって起きてしまったことです。相手もラップしてないから入ってこないだろう、というそんな甘い考えで走っていた自分が情けなくなりました。ですので、これからルールや過去の審問分析を徹底して自分の判断に自信を持つべきだと感じました。

 

3レース目は蒲郡特有の風で、セオリー通りに前を走れた。

このレースは明らかに右からブローが下りてきて、さらに右の方がリフトが入り続けたのでそれ通りに走った結果、最後のゴール付近を除き、1位をキープできました。ただ、レース後のミーティングでも団体戦ではシングルの順位を取る必要はなく、安定した順位を取ることが最重要だという話がありました。今回、結果的に右に突っ込んだ形にはなりましたが、艇団は左を走っていました。1艇だけどちらかの海面に突っ込むというのはリスクが高く、艇団にいた方が順位を大きく落とすことはあまりありません。ですので、自分が走っている方向が本当に正しいか自信が100%持てない時は艇団について行くほうが大事だとわかりました。

 

4レース目も割とコースが当たって何艇か上のレグで抜かせた。(若干体力の持久戦もあった)

風が上がったこともあり、他の船との体力勝負にもなっていたと思います。僕自身、前を走るためならハイクアウトはいくらでもしますし、全然苦ではありません。寧ろ、ハイクアウトして前を走れるなら喜んで起こします。下級生のクルーにもこれくらいの心意気を持ってほしいなと思います。

 

以上が振り返りになります。前日の反省は100%活かせませんでしたが、新たな課題が見つかりました。

 

 

 

 

 

大会報告とは少しズレますが、日曜のレース後、マネージャーも含む全体ミーティングを行いました。これはただ怪我の確認とか来週の予定などを確認するものではなく、各クラスでこれからの練習方針だったり、目標を共有するものにしました。470からは、「草レースでもどんなレースでも目標を持つこと」が挙げられました。例えば、来月のレースでは、児玉さんに勝つためにどんなペアを作ってでも目標を達成する、などです。これはスナイプでも大事だと思いました。先日掲げたインカレの目標を達成するために、中間目標を立てていますが、それにプラスして全てのレースで目標を持つこと。これは選手のモチベーションアップにも繋がります。

また艇庫生活が再開されたこともあり、マネージャーからの反省だったり、選手への要望を共有することで、名工ヨット部チーム全体を強くしていくことが大事だと感じました。

これから選手のレベルアップだけでなく、チームの団結力も上げていきます。

 

 

 

 


以上が大会報告になります。長くなってしまいましたが、本気で目標に向かっていますので、是非一読していただきたいです。

 

 

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