名古屋工業大学ヨット部

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引退ブログ#8

お久しぶりです。スナイプ級4年の高橋勇哉です。

まずは、これまでヨット部が活動するにあたり、たくさんのご支援をいただいたOB・OGの皆様、石川監督、村田コーチに感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!

引退ブログに何を書こうかと迷いましたが、僕がヨット部に貢献できた大きな出来事が2つあるので、それについて書いていこうと思います。

一つ目は、新入生(今の新2年生)がたくさん入ってくれたこと。

僕は、ヨット部で大きな役職を持ったことがなかったですが、地味だけど大切な新歓担当を任せてもらいました。

どういう企画をしたら新入生が集まってくれるのか、どんな広告画像を作れば目に留まるのか、どのようにヨット部の魅力を知るきっかけを作るのか。部全体に協力を求めながら、考えてみました。

その結果、少しずつヨット部に興味を持ってくれる新入生が増えてきて、合計9人の部員が入部し、現在活躍しています。

実は、この新歓活動をするにあたり、個人的な思いがありました。

自分の同期(入部年が同じ(僕は2年生から入部しました))で部活を続けているのが、現在の主将である慧海ひとり、つまり、本当の意味での同期が慧海しか残らず、他が全員やめてしまいました。

同期が減り始めた最初は、「なんとなく寂しいな」程度にしか思っていませんでしたが、同じスナイプ級に同期がいなくなったころから、思ったことがあります。

それは、同じ実力のひとがいなくなったことにより、共感してくれる人がいなくなったことです。
例えば、「ランチャーを下ろす時、こうなるよね」みたいな話をしたとすると、同じ実力であれば「わかる、そうなるよね笑」と笑い話になるのに、同期がいなくなったので、同学年(一年先に入部)に話すと、「それはこうすればいいよ」とアドバイスされます。

アドバイスがもらえるのは、ありがたいことですが、同じ立場で自分の気持ちを理解してもらえない状況が続くと意外と悲しいと思いました。
他にも、「負けたくない」と張り合えるライバルもいなければ、成長を分かち合える仲間もいません。

この経験が、僕が新歓活動を頑張る原動力にもなりました。新入生には同じ思いをしてほしくないし、なにより絶対同期が多い方が楽しいから。

二つ目は、今のスナイプリーダーである瑞生とインカレ個人戦に出場したことです。

3年生までヨットの実力で部に貢献できたことはほぼなく、自分自身、実力に自信はありませんでしたが、4年生になり瑞生とレースに出る機会を与えられ、クルーである僕は、初めて自分の指示で船を動かすようになりました。

実力に自信のなかった僕は、後輩とレースに出ることが正直怖かったです。スタートラインは見えるのか、他艇との交渉はできるのか、戦況を把握できるのか。当然、乗り始めた最初からこれらができたわけではなかったですが、乗っていくうちに、自分の今まで入れた知識を確認し、身につけられているような成長を感じ、少しだけ自信を持つことができました。

その結果、個人戦では運もあり、また、2年生とは思えない瑞生の実力に助けられた部分も多くありましたが、予選を通過し、インカレ個人戦に出場することができました。

今後2年間名工のスナイプを引っ張っていく瑞生にインカレのレースを経験させてあげられたことは、小さいことかもしれないですが、僕が部活に貢献できたことなのかなと思っています。

長くなりましたが、これで僕の引退ブログを終わりたいと思います。

ヨット部のみなさん、2年生から入部した僕を暖かく迎えてくれてありがとう!
これからもよろしくお願いします!

次のブログ担当は、スナイプ級4年の吉見海翔です。
彼とは、入部した当初から引退まで乗ることが多く、たくさんのことを彼から学びました。
最後のブログはどんなことをかくのでしょうか。おたのしみに!

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