名古屋工業大学ヨット部

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引退ブログ#1

お疲れ様です。2021年度の主将を務めさせていただきました水野利紀です。
引退してからもう4か月が過ぎようとしていますが、後輩の指導やレースなどで回数は減ったもののコンスタントに蒲郡には足を運んでおり、今は純粋にヨットを楽しんでいます。
今回は引退ブログということで何を書こうかとても迷いましたが、ここでは後輩たちに伝えたいことを4点ほど書いていこうと思います。

◆時間がない。
まず、4年間ヨットをやってきて感じたことは、とにかく時間が足りないということです。
後でも書きますが、僕が本気でインカレを目指し始めたのは3年生からです。1,2年生の時は合宿のある部活を楽しんでいただけです。それではもったいない。大学生活は長いように感じるかもしれませんが、マジで一瞬で過ぎ去ります。ほんとに。ヨットに乗れる時間も限られてます。単純計算で、週2日×6時間が1か月で4回、それが4年間で48回なので、合計で2304時間しかヨットに乗る時間はありません。もっと1回1回の練習日を大事にして、海に出ている間は100%の集中力で練習しましょう。無駄にしていい時間なんて1秒たりともありません。

◆とにかく行動しよう。
僕が主将をやる上で大事にしていたことは、とにかく行動に移してみることです。これは、ヨットにも部活運営にも共通して言えることです。自分からアクションを起こさないことには何も始まりませんし、それがなければ言葉に説得力もなくなってしまいます。やろうと思っていたはやっていないのと同じです。それが正しいかそうでないかは置いといて、まずは行動に移してみましょう。

◆明確な目標を持つこと。
練習量が勝つために重要なのは当たり前ですが、それと同様に質も重要です。練習の質を上げるには、監督やコーチ、OBなどもその要因の一部ですが、明確な目標を持つことが一番大事だと思います。チームの目標に加えて個人的な目標を持つことで、逆算していつまでにどうなっていなければいけないのかと、練習に計画性を持たせることができます。
1,2年生の僕にはこれができていませんでした。僕は1,2年生の頃は、単純にヨットに乗ることが楽しくて、楽しくヨットに乗れればいいと思ってました。もちろんレースで前の方を走るのも楽しかったですが、レースメンバーになりたいとか、インカレに出場したいなどの明確な目標は持っておらず(先輩がいるから無理だと諦めていただけですが)、日々の練習を何も考えずただ消費していただけでした。2年の夏ごろに侑大さんから「これからのヨット部をガチガチの体育会系にしたいか、今のような緩い雰囲気がいいかどっち?」っと聞かれた時も迷わず後者を選択したのを覚えています。それくらい何も考えずヨット乗ってました。明確な目標を持って練習に取り組み始めたのが3年生になってからでした。それではせっかく練習していてもナメクジくらいゆっくりな速度でしか成長していきません。後輩たちにはどうせやるなら目標を持ってより高みを目指してほしいです。

◆適材適所
現役の各リーダー及び主将は、日々の活動でチームをまとめること、引っ張っていくことに自分の能力不足を感じる場面があると思います。僕の主将生活なんてその連続でした。ただ僕の場合他の同期の存在が大きく、彼らのサポートがあったからこそ主将として1年間やってこれたと思います。みんなほんとにありがとう。
人には人それぞれ向き不向きが存在し、持っている能力も異なります。自分にできないことは他にできる人間が部内に必ず存在します。なれないことに挑戦することは、自分の成長のチャンスでもあり、それも大事ですが、それと同じくらい人に任せることも大事です。案外そっちの方がうまく場合もあります。一人で抱え込まないで、もっと周りを頼りましょう。また、監督やコーチ,OBは多くの場合同じような悩みを経験済みなのでそのひとたちの意見を聞くのも一つの選択肢です。僕も海斗さんや侑大さんにはよく相談をして意見をいただいてました。
幹部役職でなくても、ヨット部で活動していく上で人間関係、モチベーションなどなど悩みが尽きないと思います。部員の数だけ異なる考え方を持った人間が存在します。気になること思うことがあるなら、自分の内側にしまい込んだりせずもっと積極的に発言してお互いに意見をぶつけてみてください。議論することで、一人で悩んで停滞しているよりは必ずプラスに働きます。

最後に石川監督、村田コーチをはじめとする名工大ヨット部に関わる全ての方々、今まで多大なるご支援をしていただきまして、本当にありがとうございました。今後はOBとして名工大ヨット部の更なる活躍に貢献していきたい思いますので、よろしくお願いいたします。


・同期へ
4年間みんなとヨット部として活動できて本当に楽しかった。最後の1年はめちゃめちゃ理不尽なことも言ったし、みんなを振り回すことも多々あったと思うけど、それでも最後までついてきてくれて本当にありがとう。主将やってて本当に同期に恵まれたと感じることが多かったし、実際頼りにしてました。引退して毎週顔を見なくなって若干寂しさもあるけど、これからもよろしくお願いします。

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