名古屋工業大学ヨット部

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ヨットの楽しいところ#12

お疲れ様です、470級新4年の濱口創です。

今回はヨットの楽しいところ、ということですが、もしこれを読んでいる新入生がいたとしたら、これから長々と喋る前に結論を言っておくと

 


ヨットは全然分かっていなくても勝てるし、楽しいです。安心してください!

 


ということです。これでもう最後まで読む必要はなくなりましたね。

 


ヨットの楽しいところは色々ありますが、

「分からないことが多い」というのが僕の思う楽しいポイントです。

ヨットは謎めいた乗り物です。風を横から受けているのに前に進むし、風が前から吹いてきてもなぜか逆らってそのまま進んでいきます。

部活に入って3年以上が経ち、レースメンバーとなって新艇を任せて頂いたりもしましたが、いまだにヨットのことはよくわかっていない気がします。そもそもヨットは風をうまく使うことが大切なのですが、その風が目に見えない時点で我々人間はすでにお手上げです。でも、何も分かっていなくても風が吹いてさえいればヨットは勝手に進んでいきます。自分が全く手を動かさなくても見えないものから力を受けて自然と前に進んでいきます。しかも車のエンジンのような音を全く発することなく。おもしろい。

 


またヨットレースも魅力的です。カーレースのように決められたコースを走る訳ではなく、ヨットレースは海上の決められた2点間を回るだけで、その間はどこを走ってもいいという極めてゆるい設定です。また、風の吹いてくる向きによって、自分が進むコースが近道にも遠回りにもなります。近道を当てるには遠くから吹いてくる目に見えない風を読むしかありません。オリンピックにでてるプロのセーラーならやってのけるでしょうが、赤ちゃんに毛が生えた程度の実力の僕はこれまたお手上げです。

それでも、頑張って走っていれば風が味方してくれて、自分のコースがグッと近道になるときがあります。自分は特に何もしていないのに、少し前に同じスタートラインから並んで出た相手の船が気づいたらめちゃくちゃ後ろを走っている、なんてことが起こります。この運だめし的な要素もおもしろい。

 


海の上で僕らは風に振り回されながらヨットにしがみついています。普段の街の喧騒を離れて自然の中にポツリと浮いているのもなかなかいいものだなと思います。

長くなりましたがこれで僕のブログを終わります。

 


今週は滋賀の実家に戻ってきています。久しぶりに家族とご飯を食べたり、でっかいお風呂に浸かったりして楽しいです。

名古屋に住みだしてから地元の良さを改めて実感しました。広大な琵琶湖の静けさ、きれいな空気、遠くに見える山々、、、

名古屋の人からは、「滋賀県はド田舎」だの「滋賀県はでっかい水たまりがあるだけ」だの言われますが、へこまずに滋賀の魅力をこれからも布教していきます。

いつか琵琶湖でもヨットしてみたいですね

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