名古屋工業大学ヨット部

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ヨットの楽しいところ#11

こんにちは。470級新2年の髙野陸斗です。

 

バイトが再開してきて憂鬱な日々を送っている髙野陸斗です。

 

自動車学校の教習期限が中々に迫ってきて焦っている髙野陸斗です、、、。

 

 

 

 

 

 

私の思うヨットの楽しいところの1つは、コース引きによって大きな差がつくという点です。

 


と言っても、自分がコースを考えながら走るようになったのはここ最近のことで、得意というわけでもありません。海面を見たり、風の振れを見たり、反対タックの艇団の高さを見たりとか、基本的な事しか出来ていないというのが正直なところです。「向こうからきた艇団の前切れそうだからこっちの海面の方がいいのかな〜」、とかその程度です。なんでそっちの方が良かったのか、例えばブロー(風が部分的に強くなる地点。要するに有利。)を掴んだとか、リフト(風が風軸に対して角度を更に上げて走れる方向に振れる。要するに有利。)が入ったとか、或いはリフトのブローだったとか、理由は何も分かっていません。

しかし素人ながらも、というより素人だからこそ、真っ直ぐ走らせるだけでも大変な中、手元にあるたくさんのコントロールロープ(セールの形を変えるための様々なシステム)をいじって、正解の分からないセールシェイプを頑張っていい感じにして、その上でコースを考える、というあの忙しさがたまらなく好きです。

 

 

 

 

 

 

また、レースもヨットの大きな魅力の1つです。

 


つい最近初レースを終えたばかりですが、レースは練習とは全く違い、自分の実力を知るとてもいい機会になりました。1日に行った5レースとも、とても楽しく、充実した時間でした。レース前までは恐怖で埋め尽くされてしましたが、いざ始まってしまえば一瞬で、あっという間に全レースが終わってしまいました。

まず、艇数の多さに圧倒されました。インカレレベルになると更に多いと考えると、この程度でびびってしまう自分はまだひよっこだなあと思わざるを得ません。470級は15艇でのレースだったのですが、それに対してスタートラインが短く、全艇が1列に収まるレースはありませんでした。そんな中でのスタートは困難を極め、果断が必要とされる時間です。これほど集中力が研ぎ澄まされ、同時に緊張する瞬間は中々ありません。

また、艇数が多いからこそ、ミート(反対から来る艇と対面)する瞬間も当然多くなるし、被せられたり(風を奪われる。要するに不利。)、ホープレスポジション(前を走る艇のセールを流れて乱れた風が降りてくる位置。要するに不利。)に入れられたりと、他艇と干渉し合うことがたくさんありました。これは、普段の2艇、3艇での練習では得られない経験で、レースならではの光景だと思います。自分の今後の成長にとって大きな意味になりました。このようにレースは、普段の練習の何倍も自分を成長させることができると思います。

また、レースを通して感じた魅力は、ヨットにはペアがいるということです。5レースもあれば、しんどく感じる瞬間もあります。そんな時にふと、ペアと一緒に何でもない話をして集中し直したり、帆走中には自分から「ここからあと2艇抜いてシングル(1桁の順位)とろう」とか、「まだ1上だからここから頑張るぞー」とか声かけて、先輩クルーからは「今のジャイブ(風下に向かって走る際の方向転換)めっちゃ上手い!」とか声かけてもらって、お互いに励まし合って長いレースを終えた時の達成感は大きかったです。この点は、なかなか他のスポーツでは、特に個人競技では感じられないことで、ヨットの大きな魅力だと感じています。

 

 

 

 

 

 

長々と書き連ねたように、ヨットでは、日常では得られないような経験がたくさん出来ます。喜びや悔しさ、緊張、時には爆風の恐怖まで…。ここまで幅広く対応してくれるスポーツは中々ありません。

 

 

 

 


何書こうかなぁと迷いながら書き始めたこのブログも、終わってみれば結構長くなりました。それほどヨットにハマってるってことだと思います。上手く魅力が伝わっているかは分かりませんが、何かの縁でこのブログに辿り着いた新入生が、この流れのままヨット部のTwitterをフォロー、DMを送って新歓に参加して、気づいたら海の上。なんてことが起きてくれることを願ってます。まだ気づいていないかもしれませんが、何気ない気持ちでこのブログを読んでいる君は、ヨット部の未来のエースです。未来のエースです。2回言いました。軽い気持ちでいいので、一度来て欲しいです。ヨット部はお人好しばかりなのでいい時間を過ごせると思います。これは宣伝です。

 

 

 

 

以上で今回のブログを終わります。

 


次回のブログ担当は、我らが470エーススキッパー濱口創さんです。僕の愛して止まない創さんの思うヨットの楽しいところとは?ぜひご覧ください。

 

 

 

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あら楽しそう。