名古屋工業大学ヨット部

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ヨットについて語ります#7

こんにちは!生命応用化学科環境セラミックス分野4年の斎藤圭吾です。

スナイプリーダーなのでスナイプというヨットについて話そうと思います。

 

まず簡単にスナイプ級の特徴を紹介します。

設計は1931年

172.8kgと同サイズのヨットでは重め

帆はジブセールとメインセールの二枚のみ

ダウンウィンドではランチャーによって二枚のセールを左右に広げて走る

この姿が、鳥が羽を広げた姿に見える?ことから鳥のシギの英語名でSNIPEという名前がついている

他の船とのスピードが付きにくく、風を読んだコース取りやマーク際の駆け引きが一層大事

スナイプについて調べるとこんな特徴が出てきます。

 

ここからは僕の考えた少しマニアックな話になりますが、僕が思うスナイプの特徴にボトム(船底)の形状があります。スナイプのボトムはV型になっていて、これはエンジン付きのボートなどでは一般的な形ですが、スナイプのようなディンギークラスのヨットの中では珍しく、ほかのディンギーのボトムは大体丸いです。

ボトムがV型であることで、横揺れに安定するというメリットと、浮力が小さくプレーニング(滑走状態)になりにくいというデメリットがあります。重たいスナイプ級はなかなかプレーニングしません。そのため、強風におけるスナイプの走り方は、アップウィンドでは微動だにしないハイクアウトで波を突っ切って進み、リーチングやダウンウィンドでは乗船位置のコントロールでシビアなプレーニングを保つ、というようになります。スナイプが堂々と波を突っ切っていく姿や、自分たちより大きく重たいヨットをコントロールする楽しさがスナイプにはあります。

 

専門用語を多用して申し訳ありませんでした!まだヨットに乗ったことのない一年生には訳の分からない話になってしまいましたが、百聞は一見にしかずというのがとてもヨットには当てはまります。早く試乗会をして直接ヨットのおもしろさを伝えたいです!

 

次回は電気機械工学科4年の城井満月です。それでは!お楽しみにー

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