名古屋工業大学ヨット部

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インカレに向けて#1

日頃より大変お世話になっております。

副将の髙野陸斗です。


名工大470チームは、9月に行われた中部学生ヨット選手権大会にて優勝し、11/1(水)〜11/5(日)にて小戸ヨットハーバーで開催される、全日本学生ヨット選手権大会に出場する権利を手にしました。

インカレに臨むにあたり、期初に立てた目標を今一度振り返ります。我々の目標は「インカレ入賞」です。総合入賞という点においては、9月の予選にてスナイプチームが敗退したため叶わない目標となりました。

悔やむ暇もなく、我々の目線は当然クラス入賞に向かっています。この目標を達成するべく、残り期間もより一層精進していきます。

 

「インカレは君達でなければいけない」

石川監督にそう言われたことがあります。セーリングという競技において、日本国内での大きなレースと言えば、浅い知識ながら、国民体育大会全日本選手権、そしてこのインカレが挙げられると思います。この中で、カテゴリーが制限されているのはインカレのみです。ヨット部を引退してOBになってから、国体なり全日本470なり、良い成績を残すことはいくらでも出来ます。しかし、名古屋工業大学ヨット部として、自分が4年間支えられてきたこのチームに栄誉を持ち帰ることができるのは、1ヶ月後のインカレの瞬間のみです。

監督コーチ、OBOGさん方、ご支援くださる親御さん方、これまで関わって下さった実業団の方々、中部水域の他大学の選手達、全ての方々の期待を背負う以上、多大なサポートの下で出場させて頂く我々には目標を達成する責任があると感じております。

 

ここからはブログらしく個人的な話をします。今年だけ勝つチームではなく、勝ち続けるチームにしたいというのが私の考えです。そして、その礎を築くべき代が自分の代だと考えてきました。恵まれた環境に置かれている現在のチームが結果を残せなければ、この先の後輩達に大きな目標を持たせてあげられない。これは2年前のクラスリーダー挨拶にて自分が綴った想いです。そして2年経ち、ここまで来ました。インカレ予選突破を目標としてきたチームが、いざ出場したインカレで入賞出来る確率は0%です。それだけは避ける為、具体的な順位目標を立てようと2年前から考えていました。そして長くに渡って辛い期間が続き、今年の7月の第4回関東フリートレースが、ようやく迎えた大きなターニングポイントでした。続いて9月の個戦本戦では、インカレに向けた実戦練習の場として3艇出場し、この場に限り良い面のみをピックアップするとすれば、チームとして入賞スコアにまとめるレース展開が出来ることを証明しました。

入賞の可能性をなんとか手繰り寄せようともがき続けた1年間でした。過去の結果から合理的に判断した上で、「名工が入賞するのは絶対にない」とは誰にも言わせません。この状況でインカレに乗り込めることを本当に嬉しく思います。ようやく現実味を帯びたこの目標を1ヶ月後に現実にするべく、副将としての最後の時間を最大限有意義にしていきたいと思います。

 

今大会に参加するにあたり、部員の宿泊費や交通費、船の輸送費等、学生のみでは到底賄いきれないような資金が必要となり、これまでの遠征や大会同様、皆様から頂いている基金の一部を利用させていただきます。部員のみでは実現し得ない目標であることを十分に自覚し、名古屋工業大学ヨット部の名に恥じない結果を持ち帰ってまいります。

以上で今回のブログを終わります。


名古屋工業大学ヨット部副将 髙野陸斗

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