名古屋工業大学ヨット部

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新体制の目標#6

お疲れ様です。470級新3年の髙野陸斗です。

 


先日の幹部挨拶では470チームとしての目標を書かせて頂きましたが、ここでは新年度の目標ということで、チームのことは全て度外視に、個人的な目標だけを書いていきたいと思います。

 

 

まず、私のセーリング人生の中で1番最初に立てた目標について話したいと思います。それは、「1つ飛び級で1位になること」でした。


これは私の初レースであった新人戦、その1日目のレース終了後に立てた目標です。その瞬間から、「今はこの人には負けててもいい、でもそれ以外の人達には絶対に勝たなければならない」という思考を持ち、レース毎に自分がすべきステップアップを細分化して考えるようになりました。そこから色々なレースを重ねていき、遂には10月の個人戦予選で、気づけば中部の全員が自分にとっての勝たなければならない人になっていました。(腹の奥では2つ飛び級で1位取ってやろうと思ってた)

現在はチーム全体の勝利を考えるようになり、3艇の合計点を少しでも抑えられる走りをするよう心掛けています。必ずしも自分が1位であることが重要でないという思考にシフトしつつも、それでいて1位を取れるスキッパーというのが新たに認識した目指すべき姿です。その到達点に少しでも早く辿り着けるよう、寒い冬も元気に海に駆り出します。

 

 


また、インカレにおける今年度の目標は「全レースジャストスタート、ケースなし」となります。

具体的な数字がない分、あまりパッとしない目標に見えるかもしれません。しかし来年度に本命の目標を叶えることを前提に真剣に考えた結果、この答えに辿り着きました。

個人で出場できるインカレは、当然ですがあと2回しかありません。この2回のチャンスで大きなことを成し遂げるには、漠然とした目標では想像できるような順位に落ち着くのが目に見えます。現実を見て、自分が持っている目標はこの1年では叶わないかもしれないと察した時、「諦めない」とガムシャラに進むのか、叶わないかもしれないならば来年叶えるために今できる最効率の道を進むのか、この選択で大きく結果が変わると思います。前者が良い場合ももちろんあるでしょうが、大学1年からセーリング界に参入した私達が目標を叶えるには、後者に進む方が圧倒的に賢明でしょう。そのため、来年の大きい目標を達成するため、今年度はこの控えめな(とは言っても難易度は極めて高い)目標を定めます。

もしもこの目標が達成された時、その先に見えてくるものは、「強豪校との戦い」である筈です。強豪校と対峙した時、帆走スピードや全ての動作、レース展開などで大きな差をつけられるかもしれません。しかし、その実力差を肌で感じることで、来年の練習の密度が変わってくると思います。

実際、チームで5人がインカレを経験した現在の470チームは、全員の意識が大きく変わり、色々な目標を定めながらも、瞳の奥ではインカレを見据えているような、そんな姿勢が見えるようになりました。そのような1年を繰り返して初めて、本来の目標に大きく近づけるのだと思っております。

当然ですが、インカレに出場するためには中部予選を突破しなければなりません。チーム力が下がった今、第一目標として中部予選突破を目指し頑張っていきます。


以上で今回のブログを終わります。

次回は、スナイプ級新2年の二見凛人です。スキッパーとクルーを転々としている体重50キロ未満の彼は、新体制となり何を目指すのでしょうか。ぜひご覧ください。

 

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新スキッパー指導のためにクルーに勤しむ僕は、スピンに色を真似されました。