名古屋工業大学ヨット部

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レースについて#8

お疲れ様です。スナイプ級4年の中山朋紀です。

 


先日、中部スナイプが行われました。

今回の中部スナイプは全日本スナイプレベルに匹敵するほど高く、中部で活動している実業団に加え、白石潤一郎さんや、近藤康史さん、渡邊哲雄さん、土居愛美さんや同志社、慶応などが参加し、五十艇を超える艇数でレースが行われました。

 


僕にとっては、今までで1番のビックフリートとなり、経験したことのないことばかりでとても勉強になりました。

 


第一レースでは上マークアプローチの艇数の多さにケースを起こし、上位に食い込むチャンスを逃し、

 


第二レースではスタートが出れず、コースも良くありませんでした。

 


第三レースでは下マーク回航で混乱し、ケースを起こし、そこまでうまく行っていたのに、順位を大きく落としました。

 


第四レースではスタートは出れましたが、粗い技術でじわじわと順位を落とし、

 


第五レースではコースを大きく外し、しかし、うまく挽回できるようにコースが引けた気がします。

 


第六レースでは艇団に競り勝てず、下位に行き、ズルズルと順位を落としました。

 


スタートが出れても、上マークまでには大きな差が生まれ、回航では経験の差が大きな順位の差になり、フィニッシュのころには実業団と絡めない位置になってしまうという、なんとも悔しい結果になりました。

 


僕は一年生の3月からクルーとしてレースに参加させてもらい、それ以降はレースメンバーとしてレースに出場してきました。

先輩が引退するまでは先輩のクルーとしてレースに出て、何もできない僕を指導しながら、コースも引き、船も走らせる先輩方に憧れと申し訳なさを感じながら乗っていました。

 


代替わりをし、同期や後輩と乗るようになり、クルーとしてこれまで学んだものをアウトプットしながらヨットにのることで自分の頭の中の整理や、言語化をすることでヨットに対する理解がかなり進みました。

訳が分からなかったり、理解が追いつかない一年生、二年生はぜひ言語化をしてみるようにしてください。

 


クルーとして3年ほどヨットに乗っていますが、クルーとしての仕事は

 


スキッパーの目となり、

全ての情報を伝える

スキッパーの100%の帆走ができるように、帆走に集中させる

 


これが全てだと思います。

 


これができた上で遅ければ、スキッパーのせいにしてください笑

少なくともコースは当てた前提で笑

 


どんな状況下でもスキッパーの全力が出せれば負けることはないと思っています。しかし、その全力を出すためにはスキッパーが帆走に集中できる環境をクルーが作り出さないといけません。スキッパーに不安視されるクルーでは勝つことはできません。

 


先輩と乗っていた時は先輩を頼り、自信のないクルーをしていたと思うと、一緒に乗っていた先輩方はどんなに負担を感じていたのだろうと想像してしまいます。

 


いろいろな経験をし、やっとクルーとしてレースを走れるようになりました。

僕のクルー人生はここからだと思っています。

 


ここからはインカレが控えているので、そこで結果を残して堂々の引退をすることを目標に、さらなる成長をして残りの現役を走り切りたいと思います。

 

次のブログは吉見海翔です。

 

 

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相棒との出艇前の一枚