名古屋工業大学ヨット部

名古屋工業大学ヨット部

名古屋工業大学ヨット部です!日々更新中!

3/18.19 2023年度新人戦報告

 


日頃より大変お世話になっております。

副将の髙野陸斗です。

3/18.19にて行われました、2023年度春季中部学生ヨット選手権大会の結果報告をさせていただきます。


この大会におきましては、石川監督、村田コーチ、長谷川さん、スナイプ級から水野さん、中山さん、内藤さん、470級から橋本さん、また運営として大野さん、森本さんにご支援いただきました。ありがとうございます。

また、長谷川さんよりセーリング雑誌を頂きました。土曜のレース後に早速読み込む部員が多く、これからのレースにたくさん役立っていく知識を取り込めたと思います。まだまだマイナースポーツであるセーリング競技は、知識を得られるツールが限られているため、雑誌という媒体は部員にとって非常に心強いものとなっています。いつもありがとうございます。


今回の新人戦では、スナイプチームは現在のベストメンバーで勝ち切ること、470チームは配艇を崩して全員がレースをする機会を得ることで経験値を積むことを目的としました。

結果といたしたましては、スナイプ級優勝、470級優勝となり、名工大完全優勝を成し遂げました。

 

以下、大会報告に移ります。

3/18(土)

この日は、5〜10knotほどの風域で4レースが成立しました。朝イチの風が安定せず、1つのノーレースを含め5レースを走り切り、各々たくさんの課題を持ち帰ることができました。振れの頻度の多いコンディションで、ひとつひとつを掴んでいくことで安定した走りができました。どの振れを掴み、どのブローを拾っていくのか、前を走った中でも難しい場面が多くあり、チーム内でその差が生まれてしまっていると感じました。

470チームは、各動作が雑であること、リコールが見られたこと、船の不備がいくつか見られたことなど、詰めの甘さが露呈する1日となりました。1.2.3のフィニッシュを3回決めることができ、結果だけ見たらまずまずという折り返しになりました。

私個人といたしましては、ジャイブ技術の上達に伴い、ダウンウインドで今まで拾ってこなかった小さな振れでジャイブし、少しずつゲインする走り方を試みました。風を掴みながら走ることで今までよりも簡単にゲインすることができ、ダウンウインドが武器になる良い傾向が見えてきたと思います。


3/19(日)

この日は、10〜14knotの風域で3レースが成立しました。ブローは差の大きい海面で、昼にはシーブリーズが大きく入り翻弄される艇も多かったと思います。確実に掴むことで、特にダウンウインドで差をつける展開が多くありました。私個人の課題としては、広い視野で海面を見たコース引きが苦手であり、反対海面のケアが遅れて1上順位が安定しないことにあります。今回もそのケースが見られ、今一度自分を見つめ直す必要があることを強く実感しました。

470チームとしては、更にスコアを広げて優勝することが目標でしたが、名古屋大学に17点もの差を詰められてしまいました。4770が失格を2つ付けてしまったことが大きな要因です。ボートスピードやレース展開以外の面の甘さによる失格をつけてしまい、他2艇の良い走りになんとか助けられる結果となりました。

 

私個人としては、チーム得点を10点以下にすることを考えて今回のレースに臨みました。帆走力のある2艇を活かすにはどう立ち回れば良いか、他大学を抑えるにはどのような戦術が効果的か、常に思考を巡らせながらのレースとなりました。狙った艇を逃さないような展開が身についてきたと思います。個人成績を安定させつつチームのサポートをするということは、半年前からの自分の課題でした。この成長を大切にしたいと思います。


スナイプ級、470級共に、課題の多く見つかる大会となりました。反省点をしっかりと洗い出し、5月に予定している遠征に向け迅速に修正をし、今一度基礎からのレベルアップに努めてまいります。

以上で大会報告を終わります。

 


名古屋工業大学ヨット部副将 髙野陸斗

f:id:meikoyacht:20230320210019j:image

 

 

以下、最終結果です。

f:id:meikoyacht:20230320210218j:imagef:id:meikoyacht:20230320210221j:image