名古屋工業大学ヨット部

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新副将挨拶

日頃より大変お世話になっております。今年度副将を務めさせていただきます、新4年の髙野陸斗です。

先日琵琶湖にて開催されたインカレにて、4年生が2人引退され、新たな体制での活動がスタートしました。前年度は、サポートして下さる多くの方の存在もあり、大きな事故なく1年間を終えることが出来ました。OBOGの皆様をはじめ、名工大ヨット部に関わる全ての方々、日頃から暖かいご支援を下さり、本当にありがとうございます。

これより始まる1年間も、応援して下さる皆様へ、セーラーとして、人間として、成長した姿をお見せできるよう日々精進してまいります。

 

新体制の形が確定した時より、副将という立場を与えられた意味は何かと考えてきました。また、与えられた以上の意味を成すためにどうすれば良いのか。1年間務めたクラスリーダーから、もう1歩引いて全体を見渡す副将という立場になった時、私の果たすべき役割は技術向上の働きかけではないと感じています。主将でもなく、クラスリーダーとも違うこの立場で、現在のヨット部に足りないピースを埋めるのだとしたら、「チームの歯車を回し続ける」ということが私に与えられた役割だと考え、それをこの1年の目標の1つとします。

団戦予選、団戦インカレで私たちが直面した課題は、「チームが落ち込んだ状態から復活させられる存在の欠落」でした。この落ち込んだ状態というのが、歯車がズレて止まった状態です。私自身、団戦予選では自ら歯車を止めてしまい、それを再始動させられなかったという失敗があります。あの日以来、一度たりともこの反省を忘れたことはありません。私は率先して声を出してチームを活気づけるような存在ではありませんでした。今でも自分のことでいっぱいになり下を向いてしまうことが多くあります。しかし、変化を恐れない精神はこのチームの先輩方の背中を見て学び続けてきました。この1年、現役のヨット部として戦える最後の1年くらいは、今まで自分にはまだ早いと決めつけて諦めていた背伸びを楽しみつつ、チームの歯車として存分に回っていこうと思います。

 

今年度のクラスリーダーをセーリング経験のある後輩に任せたことで、私としては余裕ができるようになりました。この環境に甘えるのではなく、新たなことに手を出していきたいと思っています。その1つがチーム作りであり、人間作りだと思っております。

琵琶湖でのミーティングにて村田コーチから頂いた話の1つに、「なぜ体育会は声を出すのか」というものがありました。私は深く考えたことなどありませんでした。村田コーチは、「習慣付くことで、気持ちがマイナスな時も自ずと声を出せる」という一面があると続けました。もしもこの精神が根付いていたなら、団戦インカレの落ち込んだシーンでも全員が気持ちを切り替え、更に良いものに出来ていたと思います。体育会のような堅苦しい部活にする気はありませんが、体育会が持つ、勝つために重要な要素は率先して持ち込んでいきたいと思っております。

先ほど、「自分が率先して歯車を回す」ということが目標の1つであるとお話しさせていただきました。

それに加えて、「歯車となれる存在を1人でも多く生み出す事」が2つ目の目標となります。


アスリートとして、またセーラーとしてのノウハウを知る人間が少ないこのチームにおいて、組織として自走するということは非常に困難なことです。チーム全員が理解していると思いますが、入賞が難しいという要因は、実力不足に依るものだけではありません。セーリング技術は練習で付いてきますが、それ以外の組織的、人間的な要素は内面を変えなければ付いてきません。入賞という目標に対して真摯に向き合い、全員が自分の役割を自覚して、試行錯誤を繰り返しながら1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

 

そして最後になりますが、名工ヨット部のファンを増やし、愛されるチームにするということ。

この信念を持ち1年間戦ってまいりますので、応援の程よろしくお願いいたします。

 

名古屋工業大学ヨット部 新4年生 髙野陸斗

 

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